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makie.nishikawa

Author:makie.nishikawa
2014年 BlissBaby マタニティ・産後ヨガ教師資格取得(24 時間)
2017年米国クリパルセンター公認ヨガ教師資格取得(200時間)
山の上のヨガルーム、Yoga Lantern(長野県御代田町)主宰。
2児の母。

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身体から、人生を変えていく

2019.11.25 14:37|ヨガと身体と生活の考察
こんにちは。ヨガランタンのにしかわまきえです。

突然ですが、
最近、わたしは熱い。
暑苦しい。
松岡修三を彷彿とさせるような。

それゆえか、ちょっとこのブログのテンションを
どう始めて良いやら悩みながらのスタートになりました。
どうどう。
少し落ち着け、わたし。



今日、小諸体育館の「気づきのヨガクラス」でした。

その最後でわたしから発した言葉の余韻がいま
ちょっとした身震いとともに、ここにあります。



「お願いがあるのです。
皆さんのその経験を、驚きを、是非、
まわりの人に伝えてほしいんです!」




思わず出てきた言葉でした。

あまりにも参加された生徒さんが、
身体の気づきが深くて、
その奥の意識や人生にまで気づきがおよぶ様子に、
胸をうたれて、エンパワーされ、
わたしの中から飛び出てきた言葉でした。


何が話されたかは、許可をとってませんから書きませんが。


身体から、人生が変わっていく?


このタイトルを見て、
大袈裟な~って思う方もいるかもしれません。
でもこの頭でっかちな世の中で、
今ほんとうにこういうソマティック(身体的)なアプローチが
必要とされていると痛感していますし、
それは理論理論の世の中で、
救いのひとさじになると信じています。




自分は
クリパルヨガで、実は社会のあり方を変えたいと思っていたのですよ。
すごく弱い個人。
お金もないし、権威もない。
なんとおこがましい考えか。


でも、私はこういう人と人との関わり方がしたいんだ、と
15年前に開眼してから、ずっと密かに思い続けてきたのです。
(どういう関わり方かというのは前回ブログを参照 エンパワメント~触れた手と、触れられた背中


伝え方もわからなかった。

自分の想いが強いあまりに、人の想いを汲めなかったり
理想と現実のギャップに悩んだこともありました。


けれど、
間違ったときは率直に認め(たいてい生徒さんが教えてくれる)、
自分に何が足りないのか感じ、
自分の中に潜在する力に気づきながら、
試行錯誤してきて
ああ、なんだこの感じ?やっとなんだか伝わるようになってきた?
と感じられるようになったのが、ごく最近。


しかも、この地域で。
都会のような、いわゆる意識高い系の層にフォーカスすればクラスが出来るような
そんな人口規模でもない、この田舎で。


それはわたしのカチコチの頭を柔らかくするための
修業のようなものだったのかもしれません。



…小諸のクラスは、わたしより一回り上の年配の方が多いんですよ。
最初はわたし、どういうクラスをすればいいのか
迷ったものです。
「気づき」なんて言うと、引かれるかな?とか(笑)。


でも、もうぜんぜん迷わなくなりました。
生徒さんが、年齢とは関係なく、その人ひとりひとりが多様で、
小さなものから大きなものまで気づきがあり、
年齢と関係なく、生き生きと感覚を感じて
そこから人生を展開させていく力があるということを
教えてくれたからです。


私はそのことに、本当に感謝しています。



身体は、たくさんのことを教えてくれるんです。


私の思い込み。
これが、自分にとっての「まっすぐ」だ。
これが自分にとっての、「最大限」だ。
良い姿勢とは、この背骨のことだ。

そうではなかった、と体感したときの、新鮮な驚き。

ダメだしされて、あ、いけない私が間違っていた、
という社会的な罪悪感を伴うものではなく、

本当だ~~~!!!
え~~!!!??
今までこうだと信じてた~~~!!




って、みんな純粋に驚いてくれるんです。
そして熟練してくると、

今までわたしがこうだと思っていた世界は、もしかしたら、
そうじゃなかったのかもしれない。

と気づきはじめていく。


本当に感動します。


この驚きを、もっといろいろな人に伝えていってほしいんです。
個人の体験にとどめず、
たくさんの人に、身体が教えてくれることを
伝えていってほしいんです。

家族や、友達に。

あなたは呼吸が浅いのよ、というyouメッセージではなく
私はこうすると呼吸が深くなってほっとするよ、と、
Iメッセージで届ければ、怖くないと思います。


自分の身体のことに気づきがあれば、
他人の身体のことも感じられるようになります。
力が入っている肩。
丸まった背中。
反りかえった腰。

疲れているのかな。落ち込んでないかな。がんばり過ぎていないかな。

ただ、感じて。

呼吸して。



















読んでくださって、ありがとうございました。
あなたの身体の智恵、心の叡智に敬意を表します。
Jai Bhagwan


エンパワメント~触れた手と、触れられた背中

2019.11.18 12:17|クリパルヨガと教育・福祉
こんにちは。
ヨガランタンのにしかわまきえです。

このタイトルを読みたいと思ってくれた方はどんな方なんだろう
と想像しながら、ブログを書き始めました。


エンパワメント。


聞きなれない言葉でしょうか。
少しずつ、エンパワーという言葉が
巷で聞かれ始めています。


わたしは、この「エンパワメント」
がすべての行動規範になっています。
ヨガクラスもこれを意識して常にやってます。
人との関係性においても、
これなしには自分があり得ないくらい、大事な概念です。


言葉の意味とか、由来とかは後回しにするとして、
まずは個人的な経験から。





私が エンパワー と言った時、真っ先に思い浮かべるシーンがあります。


2015年のクリパルヨガティーチャートレーニングでの出来事でしたが

わたしが、教師として、生徒役である仲間のポーズをサポートする
という場面がありました。

生徒が、もう少し、ヨガの経験を深められるように、
少し手を触れたり、声をかけたり、
サポートするのが私の役目。
(クリパルヨガでは、相手を手技でぐいっとアジャストするようなことはNGです
…これもエンパワメントの理念の実践です)

しかしながら、教える側も生身の人間。
慣れない経験に、すごく緊張するわけです。
サポートしようと少し声をかけると、
相手の方は聞き取れない様子。
片側の耳が聞こえないということを伝えてくれました。
(わたしは聞こえない側から、小声で話していた)


…いったい、私はこの人を本当にサポートできるのだろうか?
逆に傷つけてはいないだろうか?



自分の心が揺れるわけです。

そんな中で、自分の不安というものが、もっと小さい頃からの
出来事とリンクしていることにも気づいていきます。

友達にどうやって話しかけたらいいか
わからなくて、朝の下駄箱に異常な恐怖感を
感じていた小学校時代。

傷つけたいわけじゃない。みんなと仲良くしたい。
あなたと仲良くしたい。
それなのに、どうして挨拶ひとつも自分は出来ないのだろうか。
自然にふるまえないのだろうか。
みんなみたいに。

ものすごい苦しさが出てきます。


そのことを、生徒役である友達に、みんなの前で正直にシェアしたときのことです。
彼女がこんなふうに、応答したのです。

「背中を触れてくれたとき、
その手がものすごく温かかった。
ずっと朝からイライラしてラジャスだったのに
手が温かくて、サットヴァに変わった」

※ラジャスとは世界を展開する三つのエネルギーの
中のひとつで、交感神経優位のような活動的な質、
サットヴァは副交感神経と交感神経のバランスがとれたような
ニュートラルな質の状態を指します。




「エンパワー」という時、わたしはあの時の、

おそるおそる触れたときの自分の手


を、涙が出るような思いと共に、いつも思い出すのです。


わたしが、あなたに何かをしてあげたとき
あなたが、わたしに何かを与えてくれる


往々にして、それは与えたものの何百倍もの力でもって
わたしをエンパワーしてくれる。
私の内なる力を、引き出してくれる。


日本のエンパワメント第一人者、エンパワメント・センター主催の
森田ゆりさん

著者『エンパワメントと人権』(初版1998年!)
の中でこんなふうにいっています。


エンパワメントとは、力をつけることではない。
ましてや女性だけが力をつけることではない。
それは人と人との関係のあり方だ。
人と人との生き生きとした出会いの持ち方なのである。
おとなと子ども、女と男、女と女、わたしと障害者、
あなたと老人、わたしとあなた、
わたしとあなたが互いの内在する力にどう働きかけあうかということなのだ。
力のある者がないものにそのパワーのおすそ分けをするのでもない。
持てる者が持たざる者にあげる慈善行為でもない。
お互いがそれぞれ内に持つ力をいかに発揮し得るかという関係性なのである。

中略

エンパワメントを「力をつけること」と理解してしまったら、
それはあの「自立」のエリート意識と少しも変わらなくなってしまう。
わたしは力をつけたのよ、あなたもがんばって力をつけなさい、
というがんばれ、がんばれのメッセージ。

中略

そう、わたしたちはもういつまでもがんばりつづけなくていいのだ。
ただ存在するだけで十分にすばらしい。
がんばって外から力をつけようとしなくても
力はすでにあるのだから。




さいきん、たくさんの講演会やワークショップに行って
いろいろ感じていました。

とある講演会では、カウンセラーの先生がこんなふうに言っていました。

「今までたくさんのお母さんたちの、癒しをしてきました」

癒し。。。
というのは、「する」ものなのだろうか?

そして抑揚のある催眠術のような声で、瞑想を誘導された。
癒すものと、癒されるもの。
わたしは、ただ受動的に、癒される方。

本当にそうなのだろうか?


*************


エンパワメントというのは、クリパルヨガの専売特許ではなく、

ブラジルの教育哲学者パウロ・フレイレ
の教育実践から生まれた言葉であるとされており、

森田ゆりさんはアメリカで1970年頃から耳にしていた言葉だそうです。
(これは、クリパルヨガが1970年代から米国で発展した歴史と重なる)

日本においては1990年代後半、
フェミニストの運動の中で聞かれはじめた言葉だそうで、
今では福祉の世界を中心に広く使われています。
が、使い方が。。。(実はこれはわたしの社会福祉の教科書・ユーキャンですよ)


DSC_4384.jpg


「エンパワメントをつける」
という使用法。

森田ゆりさんは、ここに警鐘を鳴らしているのです。


クリパルヨガ仲間の中で、「エンパワーされたよ~ありがとう!」
みたいな言葉のやりとりはしょっちゅうあるのですが
エンパワメントをつける???

みんな(?_?)だと思います。

しかし、日本では当たり前に使われている現実。


そして、私のまわりにいる信頼する福祉関係者の皆さんは
エンパワーは「つける」ものではないということを
深く理解しています。
「この感覚、分かってくれる人、なかなかいないのよ~」
と言われたこともあります。


共感してくださる方、是非、
分野の垣根を越えて、一緒になにかしましょう!!


大阪で森田ゆりさんの「気持ちのワークショップファシリテーター養成講座」
を受けにいったとき、
たくさんの福祉関係者の方が、ヨガを知らずにいました。


身体が、身体の感覚が、自らを救うリソースになる。

わたしもまだまだ勉強しなければなりませんが、自然と、流れが生まれるように、
思い切って(ちょっと渾身の)ブログを書いてみました。

クリパルヨガから派生した
フェニックス・ライジング・ヨガセラピー
もすごいパワフルです。
いつか勉強してみたいなあ
(自分がやりたいグループセッションはなんと900時間の学びを必要とするそうです。。。)


読んでくださって、ありがとうございました。
すべての人に潜在する力に、敬意を表します。
Jai Bhagwan





補足説明

私がやっているヨガは クリパルヨガ というヨガで、
アメリカのマサチューセッツ州に巨大なセンターがあり、
日本では、三浦敏郎さんとまきこさんが
クリパル・ジャパン
を設立して、伝えてくれています。

わたしはその200時間のトレーニングを2015年に修了し
(その前から大好きで、2005年くらいから通っていた)
今も引き続き勉強中です。

その米国のクリパルセンターが掲げているミッションというのが

**********************

We are a nonprofit educational organization dedicated to
empowering people and communities
to realize their full potential through the transformative wisdom and practice of yoga.

私たちはヨガの変容の智恵と実践を通して
人々やコミュニティの潜在性が発揮できるようエンパワーする
ことに献身する非営利教育団体です。 ※にしかわ訳

**********************

というものです。
もし興味ある方がいらしたら、是非下北沢のクリパル・ジャパン
に問い合わせてみてくださいね。




息子とヨガ(1)~ 頭が働きすぎる子の身体

2019.11.09 20:13|小学生とヨガをする
こんにちは。
ヨガランタンのにしかわまきえです。

我が家は小4の息子と、5歳の娘がいるのですが、
小4の息子は本当に昔から、個性的な方でした。

そんな彼と、週1くらいで40分ほどの放課後ヨガを
することにしました。

今回は、その記念すべき第一回目の記録。


彼とはこれまでも一緒にヨガをしていたのですが、
さいきんは5歳の娘の妨害で、なかなか出来ないでいました。

しかし、反抗期になる前に、なんとしても仕込みたい!!

普通の子なら別にそれほど強くのぞまないのですが、
うちの息子くんは何しろ、
昔から身体の使い方も、頭の使い方も、特殊な方でした。

何かを記憶したり、図鑑を読みこんだり、
計算したり、興味あることを突き詰めたり、は大変得意。

しかしながら、
歩き始めたときから、まあ、本当によくこける。
動かない。
散歩しても、座りこんで、水にひたすら石を放り込んでる。

リズム遊びなどは極めて不得手。
少し走るとこける。なんでもない動きでこけて、唇から大出血したことも。

親子運動遊びなどに連れていくと
反抗して、体育館中を走り回って
靴下を階上から投げて遊んでしまう。
かあさん心折れました。

おかしいのではないかと思って
5歳の時に、とある理学療法士の先生に相談したら
「心配することないですよ~」
と。

しかしその後、彼の脳神経多様性が発覚したときは
やっぱりなあ、と思った母なのでした。


**********

個人レッスンを始める前に、
信頼する若い理学療法士さんに彼を見てもらって、
意見を聞いておきました。

わたしがものすごーーーーーく納得した意見は、こちら。

****************

彼は、何しろよく頭が働く。ものすごい頭が動いている。
常に考え事をして、つぎつぎとアイデアが生成している。

考えたい、考え続けたい人。
(このあたりは私とそっくり)

そうすると、頭にモーレツに血液がいく。
集中するときに、体幹がうまく働いていないと
首に力を入れるしかないので、目に動きがでない。
それに伴って動きが制限される。

それゆえ、身体を動かすのなら
1)頭をゆるめる
2)目を動かす
3)首を動かす

の順番ではじめるといい。

****************



直観的にこれは納得、と思ったのですが、
実際やってみると、わ~すごーい!!!
…そのとおりでした。

目が動かない。
首が回せない。
目線を上にあげようとすると首も大きく動かさないとできない。
体幹が弱い。
身体を折るのが苦手。(今の小学生はみなそうだけど)

しばらくやってなかったからか、木のポーズも立てなくなり
うむ、これはやらねばと思いました。

本人に、始めるときの目標を立ててもらいました。



**********

1)身体の一部だけを動かせるようになる

2)集中力をつける

3)腹筋と、腕の力をつける

4)恐怖心の克服
(さかさまになるのが怖い、鉄棒など)


***********


1)は、たとえば口を大きく開けると、目も見開く、鼻の穴も膨らむ
という連動性がありまして(普通の人でもある程度あるけど、困るほどある)、
それを分離したいという本人の希望。

これはどうやってヨガで鍛えるのかというと、

たとえば、脚を強くストレッチするとイタタタタとなって
無意識に肩など上半身などにも
力が入ってくるという現象があるのですが、
だんだんと練習するうち
下半身で起きていることに無意識に上半身が反応しないように
なってきます。

身体の中で、無意識に連動してしまっているところを
意識的に動かせる練習をしていきたい。
効果が出るかはまたブログで。

2~4についても狙いがあるのですが、またおいおい書こうと思います。




クラスの最後に、瞑想。

目を閉じて。呼吸を感じて。

…そんなことを言っても、すぐに頭が動きまくり、集中できない息子くん。

そんなときに、集中するための言葉がけをします。

わたし「いくつか質問するよ。呼吸は、どのくらい広く感じる?それとも狭く感じる?」

息子「1から10で言うなら、7ぐらい広い」

…やはり、数字できたか。

わたし「それは最初と比べて、どう?」
息子「最初は3くらい。だから広がった」

わたし「そうなんだ。では次の質問。呼吸は、何色?」
息子「ロシアンブルー。爽やかな呼吸」
わたし「(笑)すてきだね」

わたし「呼吸はあたたかい?寒い?」
息子「春くらいの温かさ。6くらいだね」


瞑想、終了。
ちなみに彼は、ドラえもんの漫画が読むのが大好きで、それが10だとすると
ヨガは3くらいだそうで。あんまり好きではない(笑)

それでも、やろうとするのは
わたしのごり押しもあるだろうけど、必要を感じているみたいです。

好きなものを実現するには、時にバランスも必要。
頭ばかり働いてたら、生体としてのバランスが崩れる。
それに薄々気づいてるんだな。

いっしょに、がんばろう。反抗期になるまで!



*******
読んでくださって、ありがとうございました^^